外国人の患者さんから学んだ国際看護

こんにちは。この前患者さんとしてイスラム教を信仰しているスリランカの方がいらっしゃいました。その方は脳外の患者さんだったので意識レベルの確認をしたいけれども日本語も英語も通じない。母国語はわからない。。。ととても苦労した患者さんでした。

そこでやっと見つけたその方の知り合いの方達に通訳をしてもらいなんとか治療をしていたのです。その関わりの中で見つけた国際看護の考えがあります。それを今回は記載しようかな、と。



宗教について

その方々はイスラム教を信仰されていて、イスラム教についても学びたいなと思ったので軽くですが学んだことをまとめます。

イスラム教は7世紀の初めにサウジアラビアのメッカで生まれました。メッカで商人をしていたムハンマドが40歳になった年のある夜、洞窟で瞑想していた際に天使ガブリエルがアッラーのメッセージを彼に伝えました。そのアッラー(神)からの啓示を本として残したのがコーランである。

 

このサイトから学ばせていただきました。→こちら

イスラム教にはコーランに書かれている義務があります。それが六信五行と呼ばれており

六信→神・天使・啓典・預言者・来世・天命を信じること

五行→信仰告白・礼拝・喜捨・巡礼・断食

礼拝:イスラム教では1日5回メッカの方を向いてお祈りを捧げます。

断食:断食の日が一年に1ヶ月間あり、日の出から日没までご飯やお水を飲まないのです。

巡礼:メッカへの巡礼一年に一度巡礼の月があり世界中からサウジアラビアに人が集まります。

喜捨:お金を持っている人が貧しい人に分け与えることで天国に近づくことができるという考え。

信仰告白:アッラーの他に神はなく、ムハンマドは神の使徒であるという信仰告白を行う。

このような約束、義務があります。病院ではお祈りを捧げる場所を設けたりしていませんが祈りに使える場所を設定し患者さんが入院中でも祈りができるように関わる必要があるなと感じました。その神に対して祈ることができる環境を作ることが患者さんを守ることでありそれは日常生活を援助する私たち看護師の仕事であると思ったからです。

食べ物について

入院中の食事についても宗教上禁止とされているものがあり、イスラム教であれば豚肉です。またその患者さんは他の肉は食べられるけれどもイスラム教徒が切ったものでなければ食べられないと話していました。出汁に関しても肉のだし汁はどうなのかなど確認が必要ですね。また、アルコールも禁止なのでみりんや料理酒などもどこまで禁止されているのかを確認しなければなりません。病院での調理が難しいであれば、家族や親類の方に持ち込んでもらう必要がありますが脳外の患者さんであれば嚥下の方にも問題が出てくることがあるのでミキサー食、きざみ食にしてもらう必要もあり食事だけでも色々制限が出てきます。また、断食のことも考えると栄養科が働いていない時間帯に食事を食べることになるのでその提供の問題などもありますね。

スリランカの習慣

また、この方はスリランカの方だったのですがお見舞いにたくさんの方が詰めかけていて友人だと名乗る方々が多数いらしていました。しかしICUは感染に注意しなくてはいけないし・・

そこで、ご家族の方に友人の方々の面会を少なくしていただけないか話したのですが「スリランカの人はとても人懐っこく、友達でも家族のように接し助け合いながら生活している」ということを聞きました。それを聞いて日本での常識にこの患者さんを押し込もうとしていたけれど国がちがえば文化も違い、大事にしているものも違うのでその人にとっての大事なものは大事にできるように変えていかなければなと思いました。アメリカではICUでも末期であればペットとして、家族として大切にしているワンちゃんを病室に連れてきていいよと言ってくれるところもあるみたいです。もちろんその人の状況にもよるとは思いますが。日本はルールを大切にしすぎて応用が利かないなと思いました。確かに感染のことも考えなくてはならないけれど。まだ危ない状況とはなってなかったというのはあるけれど、もっとその国の文化や考え方を尊重できる看護師になりたいなとつくづく思いました。

英語での会話

日本に来たばかりだったので日本語が流暢に話せないかたがただったので英語で病状の説明を行ったのですがそれだけで、ご家族、友人の方に安心してもらうことができました。言葉が通じないというのはやはりどの状況でもどなたでも同じだなということに気づきやっぱりもっと英語を勉強していかなければならないと思い、モチベーションにすることが出来ました。医療英語は難しく、覚えることもたくさんありますががんばるぞ。

 

また、看護のことアップしていこうかな

 

 






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