日本とアメリカ訪問看護の違い(胸水ドレナージ編)
こんにちは!あかねです。
今回は久しぶりのブログ更新になります!
実はMIKIさんにブログのデザインを色々と変更してもらっていたので
デザイン変更後初の記事投稿になります💓
可愛いブログにしてもらえて本当に嬉しいです!
MIKIさん、ありがとうございます!
さて!
現在私はアメリカのテネシー州にて訪問看護師として働いています。
働いている中で色々な違いを見つけ、驚いたり戸惑ったりすることが多々あるのですが
今回はその中でも胸水のドレナージについて
色々な学びがあったのでそれについて説明したいと思います!
目次
胸水ドレナージの物品
まずは物品について。
アメリカでは在宅でも胸水ドレナージをするのですがこの陰圧ボトルを使ってドレナージします

もともとこのバック内に陰圧がかかっているので、患者さんに留置されている
ドレナージの管につなぐだけでプシュー!とすごい速さで腹水を抜くことができます。
このキットの中にはバックだけではなく滅菌手袋や、アルコール綿、キャップなど
全ての物品が入っています。詳しい物品を知りたい人はこちらのHPへ
私が日本の消化器内科の病棟で働いていた時(2015~2017年)には
滅菌したピッチャーにビニール袋を入れて自然滴下していたのですが
今もそうなのかな・・・?
いつもアメリカの物品ってなんでも新しいな・・・と思って
びっくりしています。
ドレナージの速度
このキットではインあるがかかっているのですごい速さでドレナージすることができます。
私が立ち会った時にはものの5分くらいで850mlくらいの胸水を抜いていました。
こんなに早い速度で抜いていいの?とめっちゃびっくりしたんですが・・・
日本では自然滴下だったのもあり1~2時間かけて同じくらいの量を抜いていた気がします。
不安だったため上司に抜く速度を確認したのですが、速度は特に決まっていないとのこと。
急激に腹水なくなって血圧下がらないのか?と不思議でした・・・
しかし調べてみたところ5-15分でドレナージするらしい(参考はこちらのHP)
家族へ指導
また、患者さんが毎日のドレナージが必要な場合は、患者さん家族に指導して
家族が実施できるようにします。
アメリカではなんでも家族・または本人にやらせて
自立してなんでもできるようにしているイメージがあります。
例えばPICCが入っている患者さんの点滴のミキシングや交換、接続、生食・ヘパリンの注入なども家族、または本人に指導し患者さんが自分でできるような指導をしていくのが看護師の主な仕事です。
今回も訪問時には家族に滅菌手袋の使い方の説明や、ドレッシング材の貼り方、ドレナージキットの使い方など説明を行い、自立に向けての支援を行いました。
ドレナージ回数はどうやって決まっている?
1週間で何回ドレナージしていいのかなどはドクターに確認しないといけません。退院時に指示が出ていることがほとんどですが、指示がないときは医師に電話して確認します。
これは日本の訪問看護と同じだと思います。しかし、アメリカは在宅のドクターがいないのです。
ナースプラクティショナーが家を回って患者さんをみてくれる往診医のNPバージョンみたいな方がいるのですが大抵は大きい病院の医師に確認を取らなければいけないので返事が返ってくるのが本当に遅い!
医師のいるオフィスに電話→電話交換手が内容聞いてナースに伝える→ナースがドクターと話す→ナースが折り返し電話をかけてくるという流れで大体返事が来るのですぐに返事がくればラッキー😭
日本のようにサクサク物事が進まないのが難点ですね。
まとめ
こんな感じで、アメリカでの訪問看護と日本の訪問看護の違い
それから新たな学びについて記事にしてみました。
また色々学んだことを記事にしていきたいと思いますので
よろしくお願いいたします!
アメリカで看護師になるための道のりを記事にしてまとめていますので
アメリカで看護師になってみたい!という方はこちらの記事たちを参考にしてくださいね☺️